先生に頼ってしまった・・・。

またやらかしたアタシ。
春学期に続いての、incomplete・・・
この処置は、成績をつけずに、保留をする処置です・・・。この処置がなければ、落第となり、単位が取れず、成績がガタ落ちします。
 
これをすると、先生に大迷惑がかかります。というか、めんどくさいです、この処置は。しかも、これをすることは自分の学業に責任を持たないようなものに私は見える。
 
単位を取るつもりで授業を取っているのだから、それが不可能であるならば、落第を受け入れるのが私の立場としては当たり前だと思う。少なくとも、社会では、それくらいの責任は取らされる。
 
さすがに春学期に続いての incomplete はダメだろうと思った。それは、自分でスケジュールと体調を管理できなかった自分の責任であるから、incomplete ではなく、fail にすべきだと思った。そして、それをも覚悟しようと思った。それに、2学期連続で incomplete にするというのは、問題を先送りにしているようにしか見えないのである(もちろん、fail にしても問題の先送りであるが)。そして、これは先生の立場上、非常に手間がかかるのである。だから、それは絶対に避けたいと思って、コントロールを続けた。でも、それが不可能だから、もう単位を諦めようと思ったのである。
 
それを、事務の女性に言った。私としては、この話は言うつもりではなく、最後まで自分の中でコントロールしようと思った。ところが、私は彼女に心を開いているもんだから、話の流れでこの話をしたら、意外な答えが返ってきた。
 
甘えてなんかいないよ。辛いときだってあるんだから。
先生にそんなに迷惑をかけてしまうの? 先生に話してみてもいいんじゃないかな?
 
そう言われて、まずは先生に話してみようと思った。何より、先生は自分に相談しておいでと仰っていたのである(ただ、その時点で incomplete にしてくれと言うには、自分の努力がたりないように思われたし、これは私の問題なので、当時、相談はしなかった)。
 
この女性に、「アドバイザーにも忠告を受けていたのに、今回も人に頼る結果になってしまった」と言ったら、「忠告するのは簡単だから。それでもできないこともあるし、それをアドバイザーだって分かっているよ」と言ってくれて、ようやく先生に相談する決断ができた。
 
ただ、先生に話す前に、アドバイザーに話そうと思った。それは、自分のこの決断が自分の「甘え」であるならば、この決断を実行に移すべきではないと考えたからである。
 
アドバイザー的には、学業よりも、まずは健康が心配だと言ってくれた。incomplete にするかどうかは先生の決断だけれども、あなたが自分の状況を先生にすべてを説明していないのであれば、それをまずは説明しなさいとおっしゃった。アドバイザー的には、それよりも私の健康状態が1番心配なようであった(私は自分が健康だと思っているのだが・・・それが問題な気もしてきた・・・)。
 
これまでは、授業を休んだ時、先生にはかなり遠回しな物言いをしていた。あまり深刻な雰囲気を出したくなかったからである(それでも、先生は深刻だと感じ取ったようである・・・)。そのうち、自分が深刻だということを隠そうと思い、授業を欠席しておきながら、大丈夫だからと言うという謎な状態である(苦笑)
 
ただ、なぜ自分がテストを受けられないのか、それは自分の勉強の「怠慢さ」でもあるということは正直に先生に伝えていた。だって、このような記事を書くヒマがあるのに、勉強しないのだから。でも、これを一旦吐き出さなければ、思考が邪魔をして前へ進めないということも分かっている。そんな自分の性質についても、正直に伝えていた。テストを休むくらいだから、そういう怠慢さをコントロールできない自分について、きちんと説明しておくべきだと思ったからだ。
 
いよいよ、先生に真剣に相談したときに、1番気をつけたのが、先生に甘えないことである。でも、心の底では incomplete にしてくれることを願った。その方が成績に影響が出ずに、自分も楽だからである。でも、それを先生に押し付けてはいけないし、私は fail にする覚悟もあるつもりだから、この2つのオプションと、このまま続けることの3つのオプションを提示し、その問題点と懸念事項をも網羅した。
 
この先生は厳しい先生である。代わりのテストをしない、と授業の最初に言い切る先生であった。でも、私は分かっていた。こちらが誠実に先生と話せば、先生は恐らく incomplete にするであろうと。それは、先生が本質的に優しくて感受性が強いということを、私は見抜いていたからである。
 
だから、私は誠実に先生に話すことも躊躇われた。なぜなら、誠実に先生打ち明ければ、先生は incomplete にするだろうということを、私は分かりながら、先生にメールしていることになり、それは先生に対して最終的に incomplete にしてもらうことを自分が意図しているようにも思えたからである。
 
私が先生に気遣えば気遣うほど、先生は私のことを思いやるだろうと思ったから、気遣いの程度を抑えつつ、それでも、先生の負担にならぬように気遣うということを私は考えた。(授業のことならともかく、自分の都合で先生の時間と労力を奪うことを意味するからだ)
 
ただ、言語学者なので、その辺りは、恐らく全部見抜いている。一番最初に、「自分はあなたがクラスを完了するように一緒に努力する」とおっしゃった。しかも、かなり強調して。つまり、incomplete にすると言い(ここも強調してくださった)、私が成績を下げずに授業を完了できるように手助けをするということである。私は涙が溢れてきた。
 
本当に私はバカだと思う。すべては自分の責任であるのに、またもや先生に頼ってしまった。次こそは、違う意味で先生に頼りたい。
I really appreciate their kindness and help.