清水富美加さんに光が差しますように。

人は救いを求めるために宗教を信じると聞いたことがあるので、この女優は何かしらを抱えているのではないか? と思い、ブログを訪れたら、何か抱えているような気配を感じました。

しかし、これから映画が3本公開され(未完成のものもある)、CMも2本も持っているので、賠償金が膨大でしょうね。当然、公開される映画の売上に影響しますし、スポンサーの企業イメージにも悪影響を及ぼしかねません。関連企業は事務所に莫大な賠償金を請求してくるでしょう。

契約を交わした以上、契約者本人が負わなければならない責任もあります。私も組織とは様々な契約書を交わしてきました。当然ながら先方が自分たちの利益を守るための契約書を作成しているかのように見えることも出てきますが、相手に約束を破られて今回のように莫大な損害(賠償金)が起こることも想定されて契約作っているところもあると思います。つまり、将来起こりうるリスクも想定されて作られていると思います。判を捺した以上、契約者に責任が生じるのは当然だと社会ではみなされます。だから、契約書に判を捺す前に疑問点は明確にし、納得がいかなければ交渉しなければなりません。

TV番組によると、「性的対象とされるのがイヤだ(つまり水着を着た写真を出して、男性に性的対象として見られるのが嫌)」「事務所は自分を商品として扱う」と本人が言っているとのことでした。

私はオンナを売り出したり、人間を商品として売り出す世界を調査してきました。だから、そういう感覚のある世界が決してキレイ事では語れないことを知りました。

彼女はどれだけ人間として扱われていなかったのかは分かりませんが、タレントや俳優は自分を売っているところがあります。それはれっきとした事実だと思います。売り出す過程でオンナを売りにするのも事務所の売り出し方として定番かと思います。だから、諦めなさい、と言っているわけではないです。それが現実であるのは確かだということです。

本人は、抗議したけれども聞き入れてもらえなかったということです。本人が悩んでいるときに誰も耳を傾けてくれず、孤独を感じ、事務所と分かり合えなかった可能性もあります。よほど苦しければ判断力も鈍ります。それらを彼女一人で対処しろというのには無理があります。

でも、今後の人生の教訓として言えることは指摘しておきたい。契約違反(契約中の突然の引退)をすると、自分が圧倒的に不利になります。相手に反論材料を与えるだけで、相手は耳を傾けてはくれません。事務所はお金を持っているし、有能な弁護士をつけて、今後の事業に影響が出ないように徹底的に対策を打ってくるでしょう。

 

【追記】

この件について、知り合いから別の観点からコメントをいただきました。「命の危険がある」という情報についてです。賠償金、大人の責任よりも命が大事であると。そして、私はこの考えに賛成です。本人の責任能力がにぶってしまうのが、人が追いつめられたときです。そういうときに彼女に誰かが手を差し伸べる必要があります。私はこの点についても考える必要があるという考えも持ちました。

 

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