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仕事とメモ。

仕事を覚えるときに、メモを取ることはとても大切なことだと言われている。私が通っていた国語塾ではメモを取ることを徹底させており、先生の板書以外でも先生の話から必要な情報をメモするようにと言われていた(その中で自分の気づきや学びを書くともっといいと思う)。先生が、メモを取る習慣は仕事をするときにも役立つからとおっしゃっていた。

 

テレビ番組でメモを取る人とそうでない人の学力の差を比べたら、メモを取る人の方が学力が高いという結果が出ていた。

 

私はたくさんの人と仕事をしてきたが、いろいろなタイプの人がいた。

 

 

 

私は、一度教えてもらったことをもう一度聞いたら「言ったでしょ」ってブチ切れる女性が先輩だったことがあった。私は教えてもらったことは分かっているしメモも取っていた。でも、メモを参照していると時間が掛かるし、仕事がサクサク進まないし、何より人を待たせる可能性があったので、手っ取り早い手法として同じことであっても聞いたのだが、恐かった、この人の言うことは一字一句漏らさずにメモして、二度とこの人に聞くまいと思ったものであった。

 

明らかに本人の手抜きでメモをしない人もいる。同僚がそのタイプで、私が全部メモっているということを分かっているので自分ではメモをしないで、毎度私に仕事のやり方を聞いてくる。

 

ただ、この場合には叱ることができなかった。これは相手の性格もあっただろうと思う。なんとなく叱らない方がいいと私が判断したのか、言いづらかったのか、年上だから遠慮したのか、相手の様子を探っていたからか、ちょっと分からないけれども、結局彼女にはこの点について指摘をせずに、何度も何度も同じことを教えた。

 

このときには、恐らく、一度仕事を覚えてしまえば、後はこちらに質問をしてくることもなくなると分かっていたので、相手を無理やり動かすよりも、教え続けて覚えさせればどうにかなると思っていたのだろうと思う。その方が人間関係もやりやすいという判断であった。

 

しかも、仕事を覚える気がまったくない人だったので、ミスを多発する人であった。それで、私は相手の仕事をコッソリ分からないように横目でチラチラ見て、間違える直前くらいに彼女のもとに行って、これはこうだよ、と修正していた。

 

正直、相手を変えることは難しいので、こっちのやり方の方が確実ではあったと思う。

 

ただ、自分が上司で、なおかつ自分が忙しければ、自分に教育責任があり、一度教えたのだから、自分のことは自分で解決してくれと突き放すだろうと思う。それが本人のためでもあるからだ。

 

逆に、メモを取っても、メモを取ったことに関しての記憶が薄すぎて、実際に自分が仕事をするときにメモを参照できない人。これは、本人の記憶力の問題で、怒ってもどうにもならないので、私は何度も何度も同じことを教えるのが一番の近道である。

 

ただ、メモを取るのが正解だとも限らなかったりする。もともと知っていることをメモる必要はないし、脅威の記憶力を持っている人はメモを取る必要はない。というのも、一切メモを取らない人がいたので、黙って様子を見ていたのだけれども、教えたことをすべて完璧にこなすのである。勉強は嫌いなようなので、知的な作業は嫌なようだが、頭の作りがいい。普通の人よりも何倍も速く仕事ができる。

 

書いたことを忘れる人、書かなくても覚えている人、ヤル気のない人、人の脳や仕事のやり方にも個性があるものだ。生まれ持ってのものもあるし、教育や環境などによって培われたものもある。